十俱茶 游

お茶の物語

黒茶のある暮らし①

はじまりの木
はじまりの日

中国は雲南省。

標高1800mの高地が

茶樹の故郷と言われています。

樹齢2800年の古い茶樹も発見され

新たなお茶の物語もはじまってゆきます。

長い時間と人の手を経て

お茶は暮らしの一部から礼儀の一部となり

茶文化は節目の大切なものとなりました。

天に向かって大きく枝を広げる古樹

悠久の時を経た

希少性に富んだ茶葉。

あなたに相応しい、はじまりの日

はじまりの木の一杯。

あなたの大切な、はじまりの時

邪気をはらい、幸運をもたらすといわれる

香り立つ古樹プーアル茶で

黒茶のある暮らし②

大切な人は
ずっと、いっしょ

風水は木・火・土・金・水が基本といわれ

中国茶と同じ長い歴史をもつものです。

肥沃な大地(土)で沢山の陽(金)を浴び

新芽(木)を摘み、熱(火)を加え

水となって飲する茶葉が

幸運の万能薬といわれる由縁です。

また、土中に深く伸びた茶の木は根と根が

いつしか一つになる。深く伸びた根は

移植もできなくなることから

最後まで添いとげるという意味で

祝事でのお茶は大切なんですね。

甘く、薬効性の高い熟プーアル茶は

水をかけ圧力をかけ大地の恵みに

多くの智恵を加えることで誕生した

希少性に富んだ茶葉です。

軽く清々しい若い茶葉は長い時間を旅し、

重くコクのある茶葉へと熟成します。

幸運の万能薬といわれる由縁です。

大切な方へのギフト

心のこもった熟プーアル茶。

黒茶のある暮らし③

それぞれの物語

「そう、年の頃なら五十ちょっとかな

包み込むような優しい女性…」

この友人はワインを飲む時のように

中国茶をテイスティングする。

それも女性にたとえながら。

さらに一言。

「この女性は結婚前に

つらい失恋を経験している、

だから深い愛情に満ちている。」

洗茶した香りがそれらしい。

茶馬古道は、中国南西部からチベットにかけて

3000㎞以上つづくお茶の交易の道。

コンパクトに固めた茶葉を馬の背に荷積みして

半年以上の期間をかけて運んで行きます。

円盤型の餅茶(へいちゃ)

お碗型の沱茶(だちゃ)

レンガ状の磚茶(たんちゃ)。

黒茶の楽しみ方は様々です。

ゆっくりと、熟成する人生のように。

黒茶のある暮らし④

時の旅人が残した
やさしい贈り物

シューベルトの「冬の旅」にも歌われている

リンデンの木。

樹液には消毒作用があり旅人の避難場所と

なり清浄を象徴する木といわれています。

昔の人は冒険や旅が好きだったのでしょう

傷付き疲れきった旅人はそれを癒してくれる

場所や方法を持っていたようです。

中国茶のはじまりも薬用からはじまり

飲み物へと変わってきましたが

先人たちはカラダにやさしい贈り物を

私たちにそっと残してくれたんですね。

緑茶をゆっくり、ゆっくりと寝かせた

薬効性の高い生プーアル茶。

長時間寝かせることにより殺菌力や免疫力が高まる

希少性に富んだ黒茶です。

発酵するほどにタンニンとカフェインが減少

胃にやさしい茶葉へと熟成します。

長い時間を旅し、時がつくりだす

カラダにやさしい贈り物 生プーアル茶。

黒茶のある暮らし⑤

二十年たったら
いっしょに飲もうね

中国では昔から赤ちゃんの誕生を祝って

プーアル餅茶と一枚の紙幣を

大切に保管する習わしがあります。

それは子供の健康と豊かな人生を願ってのこと。

ゆっくりと熟成された美味しい黒茶を

二十年と時を経て

成長したお子さんと共に口にする

素敵な物語だとは思いませんか。

黒茶は健康に役立つだけではなく

寝かせれば寝かせるほど美味しくなり、

時を経てその価値を高めてゆく茶葉です。

茶葉と同封する紙幣のシリアル番号が

同じというのも、お誕生や祝い事の

良い思い出づくりの演出になります。

誕生にあわせた贈り物として

二十年後に思いを馳せるご自身の記念として

プーアル餅茶と物語はじめませんか。